たっぷり葉酸を摂ることができます
◇こんな人にオススメ!~妊娠中の人
この数年で、赤ちゃんの神経管閉鎖障害などの先天異常の
発生を防ぐのに効果がある栄養素として、
「葉酸」が広く知られています。
というわけで、妊娠中は葉酸が多めに必要ですが、
濃緑野菜に多く含まれている葉酸は、
加熱すると壊れ、ねらい通りに簡単には摂れないようです。
しかし、熱を加えず濃緑野菜から作る青汁なら、
たっぷり葉酸を摂ることができます!
しかも、妊娠中に、貧血や便秘で困る人が多いですが、
青汁は両方ともの解消にも効果があります。
ところで、「青汁にカフェインが入っているらしいけど大丈夫?」
という人がいるかもしれませんね。
ケールなどの緑黄野菜には、カフェインは
ほとんどゼロですが、
緑茶や抹茶を加えているものには、当然含まれます。
嫌な人は、カフェインがゼロの青汁にしましょう。
赤血球を作る効果
◇こんな人にイチオシ!~貧血の人
「女性の約1割は貧血」と言われるほど、
貧血で苦しむ女性は多いようです。
その理由のひとつに、鉄分不足が挙げられます。
そんな貧血にイチオシなのが青汁です。
青汁の材料になるケールや大麦若葉には、
ホウレンソウの4倍以上もの鉄分があるそうです。
その上、ケールには鉄分の吸収を良くする
ビタミンCもたっぷり。
非常に効果的に鉄分を摂取できます。
また、近年、妊娠中に重要な栄養素として知られる
葉酸にも、赤血球を作る効果があります。
葉酸は濃緑野菜に豊富に含まれていますが、
熱に弱く、水溶性でゆで汁に溶け出しやすいので
摂取するのが難しい栄養素でもあります。
ところが、生のままの濃緑野菜をしぼる青汁なら
葉酸を手軽に摂取することができます。
貧血を抱える人は、葉酸の量もチェックしてみてください。
サラダをプラスしていても
◇こんな人にオススメ!~野菜が足りない人
毎日の食生活が乱れがちだったり、外食が多いと、
思ったように野菜をとれませんよね。
「外で食べる時も、サラダを食べるようにしてるよ」
という人もいるかもしれませんが、
サラダに入っている生野菜では、
栄養も量もほとんど足りません。
というわけで青菜を中心とした、青汁がオススメです!
けれども、野菜不足解消にはほとんどの青汁を飲めばいいのか?
この頃では、たくさんのメーカーが青汁を作っているので迷いますよね~。
私の考えでは「どれでもいいから、飲みやすいモノ」です!
ほとんどの青汁も栄養価は高く作られています。
野菜不足解消の手助けに、ちゃんとなるでしょう。
それよりは継続することが大事!
そこで、自分がごくごく飲めるものがオススメです。
3つの野菜
青汁のメインに選ばれている野菜は、
「ケール」「大麦若葉」「明日葉」です。
この3つの違いをどうぞ。
1)ケール
キャベツの近い種で、『スーパー野菜』と呼ばれるくらい栄養満点。
種々のビタミン・食物繊維が豊富で、カルシウム・マグネシウムも豊か。
栄養バランスが良いので、体の調子を良くしたいならコレ。
独特の青臭さがあるので、苦手な人もいる。
②大麦若葉
穂が出る前の大麦の若葉。
ビタミンや亜鉛・鉄分などのミネラルが豊富。
老化の元となる活性酸素を除去する酵素が豊か。
お茶のようなくせのない風味で結構おいしく飲める。
3)明日葉
「夕方に摘み取った次の朝には、また芽が出る」と
呼ばれるくらい、生命力が強い。
脂肪燃焼作用のあるカルコンや、利尿効果のあるカリウム、
食物繊維が豊富で、美容やデトックス効果を求めるならコレ。
苦風味はきつめ。
「栄養満点」というイメージ
毎日、野菜不足を感じている人にとって
すごいと言えば――『青汁』
多くの会社が、青汁を売っていますが、
そのすごい作用とは何があるでしょうか。
「栄養満点」というイメージがありますが、
具体的な作用となると、あやふやですよね。
本来、青汁は野菜まるごとのエキスで、薬ではないので、
何かに即効性があるというわけではありません。
しかし、毎日飲むことによって、体が必要とする
ビタミンやミネラルを摂ることができ、体調を改善する効果があります。
しかも、食物繊維がたっぷりなので、便通が順調になったという人は
とても多いようです。
それどころか「飲み初めにお腹を壊し気味になった」という人も中にはいるようです。
そういう人は、最初のうちは、飲む量を減らし気味にするといいでしょう。